しゃばけシリーズとは&原作紹介

原作者紹介

原作:畠中恵(はたけなかめぐみ)

1959(昭和34)年、高知県生れ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学卒。 漫画家アシスタント、書店員を経て漫画家デビュー。 その後、都筑道夫の小説講座に通って作家を目指し、『しゃばけ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。 人気の「しゃばけ」シリーズの他、『まんまこと』『つくもがみ貸します』『こころげそう』『アコギなのかリッパなのか―佐倉聖の事件簿―』『アイスクリン強し』『こいしり』『若様組まいる』『ちょちょら』『こいわすれ』『けさくしゃ』『ときぐすり』などの作品がある。 また、エッセイ集に『つくも神さん、お茶ください』がある。

絵師:柴田ゆう

1973年、愛知県生まれ。愛知県立芸術大学デザイン科卒業。 「しゃばけ」シリーズの他にも、米村圭伍著「風見藩」シリーズなど 主に時代小説の装画・挿絵を担当している。

娑婆気(しゃばけ)
俗世間における、名誉・利得などのさまざまな欲望にとらわれる心

――国語大辞典『言泉』(小学館)より――

しゃばけシリーズとは

原作者・畠中恵先生による、シリーズ累計700万部を超える、現代日本が誇るファンタジー時代小説シリーズ!。 2001年発売のシリーズ第一弾となる『しゃばけ』は畠中先生のデビュー作で、 この年の日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞を受賞。2003年には第二弾『ぬしさまへ』を刊行。 絵師の柴田ゆう先生の可愛いイラストを纏い、現在までに関連本含めるとなんと18作品が発売され、大人気小説 となっている。

時は江戸時代。主人公は、江戸の大店長崎屋の一人息子である一太郎ぼっちゃま(通称若だんな)。 めっぽう身体が弱く、両親がそれはそれはかわいがっている。 そんな若だんなを守っているのが、長崎屋の手代である仁吉と佐助。 この二人、日頃は人間の姿をしていますが、実は、白沢(はくたく)、犬神(いぬがみ)という妖。 二人にとっては、若だんながこの世の全てであり、両親以上にかわいがり甘やかしている。